自分の家は後どのくらい持つのだろうか、大きな災害があったときに耐えられるのだろうかという事が気になる人も多いのではないかと思われます。
そんな悩みを解決してくれるのがホームインスペクションです。
ホームインスペクションは住宅のプロであるホームインスペクターが、住宅の劣化度合いや欠陥住宅でないかどうかなどを総合的に判断してくれる住宅診断です。
その診断方法は、基本的には目視調査が中心です。
数々の物件を診断してきたホームインスペクターが、自らの経験と国土交通省が策定したマニュアルの基準により、修繕が必要な個所などを判断します。
目視検査によるもののため、赤外線調査などのデータ数値による簡易的な診断ではなく人間の感覚で正確に不具合を発見することが出来る手法です。
さらに不具合が認められた場合には、依頼者の希望でより詳細に検査してほしい箇所があれば、破壊検査を行うことも出来ます。
破壊検査によって、当該箇所の不具合がより詳細に確認できます。
ホームインスペクションという言葉はあまり耳慣れないと思いますが、最近徐々に浸透してきています。
これは「住宅診断」のことです。
それはご自宅を購入する前や逆にご自宅を売りに出す前に行うもので、建物の劣化状況や改修すべき項目、欠陥があるかどうかなどを調べます。
それによって安心して住宅の売り買いを行うことができます。
ホームインスペクションは住宅診断士という民間の資格を保持している人が行います。
その方法は主に目視で屋根や壁、床下などの状況を診断するものですが、もっと詳細に診断してほしい場合は二次調査として、機材調査を依頼することができます。
目視では判断できなかった細かいところまで調査をすることができます。
現在の日本ではあまり馴染みがありませんが、米国ではすでに70%以上の住宅の取引の際に行われているものです。
日本でも、今後は急速に浸透していくのではないかと予想されています。
安全な住宅の売買のために欠かせないものになりそうです。